《NH B767-300 JA602A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

フリーランスになってから共に写真を創り出してきた
ニコンD3Sとお別れの時が来た

銀座のニコンプロサービスセンターで
D4とD810のセンサークリーニングをしていただいている間の
ほんの1時間

ホームグラウンドの羽田空港で
D3Sラスト撮影をした

《NH B767-300 JA602A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

プロフェッショナルの世界では日々シャッターを切るため

「カメラは消耗品」

とよく言われる

でも本心ではそうも割り切れない

時に過酷な条件下での撮影を強いられ
緊張と混乱の中シャッターを切った場面など
まさに共に戦っている気分なのだから

《NH B767-300ER JA604A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

《NH B767-300ER JA604A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

STAR WARS ANA JET とは
羽田でもよく対面する

もうすぐB777-300の「BB-8 ANA JET」もデビューだし
楽しみだ

《NH B787-9 JA875A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

いったいどれだけのテイクオフシーンを撮影したかはわからないけれど
このD3Sはどちらかというと広告写真用で多く使用してきた

シャッターを押す感覚でいえば
正直D4よりも馴染んでいたように思う

レンズとの相性でいえば
80-400mmよりも70-200mmの方が
もっとしっくりきていたかもしれない

それにしてもB787-9のバランスは素晴らしい
地上滑走中よりはこのエアボーン直後で
その良さを実感する

《NH B787-8 JA812A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

かといって、-8が嫌いなわけではないけれども
[787]の文字が大きいから余計にズングリムックリに
見えるのかな

《NH B787-9 JA830A》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

検証家フォトグラファーではないから
使い続けている感覚でしか物を言えないけれど
上の787-9の写真は、いわゆるD3Sっぽい発色なのですよ

白の抜け感とトリトンブルーの発色

もちろんその時の天気や視程
時間帯によって変動要素は多いのですが
撮った時からこの色作りでの仕上がりが想像出来るのです

実はD4ではやや苦戦しているのです
正直に言うと

晴れの日の写真で
空抜けショットはまだいいのですが
こういった地上と絡んだ色作りが
自分の感覚とドンピシャではないのです

それも、DxO OpticsPro 10との出逢いで
だいぶ完成されつつあるのですが
100%ではないのです

《NH image》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

さて、設定をご覧いただければわかりますが
シャッタースピードと絞りは固定で撮っています

それは何もD3Sだからではなく
だいたいがこの撮り方です

ド順光の白色に露出を合わせたら
ド逆光以外は設定はそのままであらゆる角度に振り回す

と言っても2タミのデッキからだと
RWYに向いていたらせいぜいカメラを振れても
150~160度がせいぜいだろうから
設定固定です

ローキーの写真にしたい時は
シャッタースピードが1/1600かそれ以上にするぐらい

《NH B737-800 JA52AN》
【Nikon D3S 80-400mm f/4.5-5.6 1/1250 f9 ISO200】

というわけで
ニコンD3Sとのラスト羽田撮影を終え
静かに「さようなら」をしたのです

本当に今までありがとう
とても記憶に残るカメラでした