斜光の季節到来

冬が一歩一歩確実に近づいているね。日の出時刻がもっと遅くなってくれば、早朝からの撮影の楽しさが日に日に増してくる。1日の流れの中でシャッターチャンスが凝縮されてくる感じ。「おおげさか?」というぐらい着込まないといけない寒い日も。寒がりな私にはなおさら。

光が低くなってくると、だんだんと彫り起こす光になってくる。狙い目続出な季節到来なわけで。ベッタリ順光の綺麗な写真も良いんだけれど、トーンを意識した写真も奥が深くて楽しい。

早朝や夕暮れのドラマティックなシーンと共にだけでなく、光一本勝負なヒコーキ写真。

これをトコトン追求して生きていきたいな。

いまさらではあるけれども

エアラインの塗装の表側は、ポートサイドだ。

エアライン名の英語表記は左から右だから、当然のことながらポートサイドが機首方向からの自然な流れになるし、特にJALの場合は鶴丸マークのクチバシ方向と進行方向が一致するから分かりやすい。

というのも、とある場所でJALの執行役員のインタビューをして、その後顔写真を撮るということになった。

その執行役員がJAL機のモデルプレーンを手にして「ニッコリ」のおきまりのポーズを撮る際に、右上がりに機首を向けて撮った方が縁起がいいかなと思い提案すると

「そうすると、鶴丸のクチバシ方向と機首方向が異なってしまうんですよね、、、」との指摘が。

これね、プロなら当たり前に認識しておけ!!と諸先輩方からお叱りを受けそうだが、正直にいうと現場でそのように指摘されたのは初めてだった。

機内誌やウェブサイト内で機種紹介ページでは、当たり前のようにポートサイドのイラストになっているから、常識中の常識ではあるのだけれど。

とはいえ、スポッターの写真がすべてポートサイドばかりかといえばそうでもないし、JALの2019年のフリートカレンダーをみても、ポートサイドとスターボードサイドは半々なので、一応念頭に置いておく程度でいいのだけどね。

いまさらではあるけれども、押さえるべき大事なことってあるよね。

【2019.6.26 自分の中のOKラインの確立】

Nikon D5   AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR 
AF-S TELECONVERTER TC-14E III  
1/500 f8  ISO800
JPGFINE撮影 PhotoshopCCでトーン調整

写真に正解はない、と言われるけれども、実は正解がないこともない。

正解を知っていて、OKラインが自分の中で気付けるか、もしくは築けるか。

その結果で作品の良し悪しが残念ながら決まってしまう。

Nikon D5   AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR   (80mm)
1/500 f8  ISO800
JPGFINE撮影 PhotoshopCCでトーン調整

プロとアマの違いって何だろう。

「写真を生業にしている」と答えれば明確か。

写真で飯を食うって、ある意味とてもクレイジーだなとも思う。

こんなにスケジュールなどを含めて不安定な職業はないし!。

フリーランスという名を持つ人間の宿命ではあるんだけれど、なんの保証もない中で日々戦っている。

もちろん、サラリーマンも戦っているとは思う。

まずは依頼されて撮る写真がきちんと、期待通りに、またはそれ以上に撮れるというのもプロとして必要。

好き勝手に自分が「これがいい!!」と納得する作品を、時間やお金をかけて気ままに撮るのとはやや系統が違う。その気ままな写真を作品としても撮るんだけれども、食べていけるプロのフォトグラファーは、依頼にされる内容に適った写真が撮れてナンボ。

それを毎日のように繰り返している気力と体力とやる気を持ち合わせた人たちを、プロフェッショナルと呼ぶ。

そうなると、単純にそれぞれの作品を並べて、上手いの下手だの、だけでは語れない世界であることが少しは想像できるかな。

Nikon D5   AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR   (195mm)
1/250 f8  ISO400
JPGFINE撮影 PhotoshopCCでトーン調整

さて、話をOKポイントに戻すと、プロはOKポイントが確立されているし、していて欲しいし、しかもそれが高い位置で確立されているし、確立されていて欲しい。

23歳の時に写真スタジオのカメラアシスタントとして入社してから23年。

その間に少〜〜しずつ高まってきているであろう、自分のOKポイント。

「いいじゃん!」とは思うけど「これで十分!」とは思えず。

こうやって死ぬまでOKポイントを高めたり広げたり、時にはひっくり返してみたりしながら歩んでいくのだろうね。

【2019.6.14】クールダウン

Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR AF-S TELECONVERTER TC-14E III
1/200 f13 ISO100

昨日の新造機お披露目。本日早朝の新造機到着。

話題豊富な2019年を象徴するような日々に動き回れる幸せを噛み締めつつ、データ整理や現像、納品、原稿執筆など作業は山のようにあるが、取材後羽田1タミの展望デッキからクールダウンのつもりで1時間ほど撮影。

クールダウンでロクヨンに1.4テレコンをつけて840mm相当で撮るのも不思議かと思われるが、気分としては十分クールダウンだ。

TGのジャンボまでと決めていたので、時間は短かったが、十分楽しめた。

実は、ウォーミングアップ撮影、クールダウン撮影をよくしている。

もちろん、ガッツリ作品撮りとして撮る時もあるけどね。

Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR AF-S TELECONVERTER TC-14E III
1/1000 f8 ISO200

【2019.6.10】成田の魅力の一つ

それはズバリ、視点を低く狙えるところ。

これはやっぱり成田の最大の魅力だな。

ん?これはどこからって?

1タミの出国後の搭乗ゲート階からのガラス越し。

なんだ!!制限エリア内じゃん。

そう。

でもね、搭乗ゲート階から、こういうアングルで撮れる空港ってなかなかないのよ。

だから、いつも早めにイミグレ通って、ヒコーキ撮りまくっちゃう。

【2019.5.29】どこまで無理がきくのか

撮りっぱなしJPG写真

機窓から写真。RWY05(D滑走路、一番手前の左右方向)を離陸して右旋回をしたあと、羽田空港の全景を望むアングルへきた。クリアな日に狙いたい構図だ。

ところがご覧の通り、視程が良くない。

こういった写真はどこまで無理がきくのだろうか。

まずは、このjpg撮りっぱなし写真をAdobe PhotoshopCCでトーン調整してみる。

撮りっぱなしJPG写真をAdobe PhotoshopCCでトーン調整

なんとか見られるレベルまでは持ってこれた。RWY22(B滑走路、奥の左右方向)あたりからは霞んでいるが、Adobe PhotoshopCCでの追い込みをしたときの特徴として、色調のナチュラルさが損なわれない感覚がある。

次に、DxOPhotoLab2で現像してみる。

DxOPhotoLab2で現像して書き出した写真

DxOPhotoLab2お得意の「Clear View Plus」を駆使して書き出した写真だ。ご覧の通り、DxOPhotoLab2の「Clear View Plus」を使用すると、クリアになった部分もあるが色調が損なわれているのがわかる。

さらにDxOPhotoLab2で現像して書き出したままの上の写真を、Adobe PhotoshopCCで調整をすると

DxOPhotoLab2で現像して書き出した写真ををさらにAdobe PhotoshopCCでトーンと色調を補正した写真

なんとかここまでは持ってこれたなというのが正直な感想。

というのも、この一連の検証の意義はどうしてもこのような霞んだ状況でも形にしなければならない取材や仕事のとき、どこまでが納品写真として成立するのか。

霞んだ状況が目の前にあって、「あとでこういった現像をすればここまでは持ってこれそうだな」と想定して撮っているかが大事なのではないかと思っている。

DxOPhotoLab2はいつも口にしている通り、ヒコーキ写真にはとても有効的な現像ソフトであることに間違いはない。ノイズ処理に関しては見事だし、「Clear View Plus」も使い方のよっては大きな威力を発揮する。

しかしながら、無理がきく、ということは世の中の摂理として何かが必ず犠牲になっているということ。

では、PhotoshopCCの Camera Rawの「かすみ除去」を駆使して現像したらどうなるか。

Adobe PhotoshopCCの Camera Raw で現像して書き出した写真をさらにトーン調整した写真

ぞれぞれの現像の特徴が出ているけれども、これはパッと見のレベルの話であることを付け加えておく。

プロの現場だと、このパッと見も大事なのだが、ピクセルが破損していないかどうかがチェックされる。いくら見た目が綺麗でも、ピクセルが破損していたら(ピクセルが崩れている、と表現されることもある)、印刷物向け写真として失格であることも多々ある。

最終的に使用されるサイズにもよるけどね。

ある意味事実を捻じ曲げているのだから、そりゃ無理しているわな、ということにあるが、納品物として成立させるためには多少の無理もきかせないと、ということ。

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【2019.5.24】天気予報

本日5月24日、ついにANAのFLYING HONU1号機(JA381A)が成田=ホノルル線に就航。2号機のエメラルドグリーン(JA382A)も笑顔で見送ってたかな(笑)。あの目はなかなかかわいいと思う。

2号機は6月中にデビューするそうだ。3号機が冬空の成田に降り立つのが今から楽しみだ。

FLYING HONUに対抗するように2日前の5月22日に「ARASHI HAWAII JET」を国際線にデビューさせたJAL。

嵐ファンの関心を一気にかっさらい、「ARASHI HAWAII JET」を見たい!撮りたい!乗りたい!!ひょっとして嵐デビュー地のハワイで活動休止前に最後のコンサートが行われるのでは?!とハワイに絡んだ話題を一気にかっさらおうとする戦略はなかなか強かだなという印象。

巷では鶴亀合戦などと呼ばれているけれども、こうしたエアライン間の顧客獲得競争はとてもいいことだと思う。企業としては当然、お互い指をくわえて見ているわけにはいかないのだし。

さて、次の関心事はJALのエアバスA350-900XWBの導入かな。ANAのB777Fは、旅客が絡まないからマニアしか関心がないだろうし。

とにかく、2020年に向けてはまだまだ話題豊富なエアライン業界。2020年以降は話題が枯渇しないかその先がやや不安だが。

さて、タイトルと違った時事ネタを書き連ねたが、日々仕事の原稿を書きつつもブログでこれだけ文章を書くのだから撮ることと合わせて書くことが嫌いではないのだろう。

自分のブログなので文字数や内容を気にせず書きたいように書いているから、ある意味肩慣らしというか状態をフラットにする感覚で必要なことなのかもしれない。無意識だけどね。

ところで!皆さんは信頼している天気予報ってあるだろうか。

空港へ行くか行かないか天気予報で決める場合も大いにあると思うが、案外当たらないとたかを括っていると曇ってくるタイミングや降雨の時間まで予報通りで

「最近の天気予報ってすごいね」なんて思ってみたり。

曇り時々晴れと書いてあったのに、実際には下の写真みたいにドピーカンだったり。

ホームグランドの空港なら実際に天気を見て決めてからでも遅くはないけど、遠征となればそうもいかないし。

私も出張で撮影は月に何度もあるから各地の天気予報は当然気になる。一週間後だけどずっと雨予報だなぁとか。

でもね、私の場合はあまり気にしないようにしてるの、実際は。

こればっかりは仕方ないからね。雨でも何でもどんとこい!!とゆったりと構えているわけ。

するとね、不思議なことに雨のタイミングが早まって空抜けのいい青空になってくれたり、そもそも雨自体が吹っ飛んじゃったり。

逆もあるよ。晴れ予報がドン曇りになったり。でも結果的にはドン曇りの方がフラットなやわらかい光になってくれたから写真的には好都合だったり。

結論からいえば、天気に関してはかなり達観している。

なるのようにしかならない。大事なのは、その状況でベストを尽くす。もうね、これだけ。

1年のうちほとんどを撮影しているとね、いちいち天気予報で一喜一憂していると、精神的に持たない。だから、自衛本能なのかもしれない(爆)。

コンビニ各社がウェザーニュースと契約してピンポイントの天気予報情報を有料で買っているけれども、新製品発売日や時間帯、商品の納入個数の決定材料としても相当依存していると聞いた。

もちろん、各航空会社、空港もウェザーニュースの発信する天気予報が頼りにされている。

天気が各分野のビジネスに与える影響は相当大きい。

一喜一憂しないといいながら、私も常々天気予報は見ているしね。

【2019.5.19】オフショット

HND RWY16L 離陸の1機前はANAのB777-300だった

この日羽田の天気は小雨まじりの曇天だったが、目的地は晴れているという情報だった。フライト中も取材だが、ちょっとしたオフショットを楽しんでいる。

普段見られないアングルからヒコーキを見るのは、いつでも楽しいものだ。

国際線用のターミナルもだいぶ出来上がってきている

早朝便ということもあって、スポットに駐機中のヒコーキが多めだ。離陸が早かったこともあり、空撮感満載のショットとなった。

現地では助手席に座っていたので、車の窓からいい景色を見つけては気ままに撮っていた。最終日には見事な光芒が現れ、夢中になってシャッターを切っていた。

走行中の車からなので、シャッター速度は速めに設定。ブレ感がないようにした。

巨匠 青木勝氏

昨夜、小さな頃から憧れていた
航空写真家の巨匠 青木勝氏と
初めてお会いすることができました

青木勝氏との写真・カメラ談義の一つ一つが
心に刻まれる幸せな時間でした

実は、青木勝氏と亡き父とは
写真短期大学時代の同期でした

その事実は私が学生時代の時に父から聞いていて
ずっとお会いしてみたいと思っておりました

しかしながら、心のどこかでは
いつか必ずお会いすべきタイミングがあるはず

そう確信していたのも事実

今年の6月に一度お会いできそうなチャンスが巡ってきましたが
私のノックスクートのバンコク取材をと重なり実現しませんでした

すると、今度は青木氏の方から
いつも大変お世話になっているN氏に

「資料を整理していたら
同窓会名簿に深澤敏明さんの名前を見つけました」
これは深澤くんのお父さんに違いない

と思ってくださったそうで

機会があれば学生時代の父のことを少しはお話できますよ

と連絡をくださったのです

航空写真家の道を歩んでいてよかった
一つ一つコツコツとやってきてよかった

人との繋がりからチャンスをいただき
航空写真家として今日まで頑張ってこられたのは
ひとえに皆さんのおかげなのです

おそらく天から見守っている父が

「そろそろ青木勝氏に会ってもいいぞ!」

と少しは認めてくれたのかもしれません

別れ際には青木勝氏と固い握手を交わさせていただきました

とても大きくて厚みのある
本物のカメラマンの手はこういう手を言うんだな
と思わせてくれる、温かい手でした

これからも青木勝氏のような深みがあり
人の心に響くヒコーキ写真を目指して
さらに航空写真家として精進してまいります

東京上空のヘリ空撮ができなくなる?!

2019年まではできるけれども
2020年には東京上空でのヘリコプターでの空撮が
(正確にはセスナも同様だが)
できなくなりそうだ

理由は、羽田空港のPCAができるからだ

※PCA Positive Controlled Airspace 特別管制区 

国土交通省のウェブサイトによれば
羽田空港へ北側からの16L、16Rへの着陸を
国際線の需要が集中する午後の時間
15:00〜19:00に限り運用するという着陸方式が
具体化へ向けて動いている

それに関する説明会がすでに複数回
ヘリコプター運航会社などへ行われているという

運用時間が15:00〜19:00に限り、とあるが
飛行禁止は終日に渡ると説明されているそうだ

つまりは、24時間
管制機関から許可された場合を除き
東京上空のVFRによる飛行が禁止されることを意味する

最近の報道では米軍の空域の通過と
日本の管制官による管制を要望している日本側の要求に
アメリカ側がNO!を突きつけている

日米間で目下交渉中だとは思うが
落としどころがいつ、どこになるのか
注目している

これらの写真たちが
貴重な1枚1枚となる日が
確実に近づいている、、、