【2019.5.21】VNの色

オートホワイトバランス (白優先) で撮ると青っぽさが浮き出る(正確にはシアン)

VNの色は再現が難しい。光の当たり方によっても変化が大きいけれども、見た目と撮影した写真データとのギャップが大きい。

上の写真はNikon D5で白優先のオートホワイトバランスでJPG撮影したもの。

こんな色ではなかったなぁ。もっと濃い緑色の印象が強いなぁ。

そこで、ベトナム航空のウェブサイトを見てみると、、、

https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/plan-book/our-fleets

おそらく写真だと再現性が難しかったんじゃないかな。イラストしかなかった。

その色を参考に「シアン系」の色相を回して見て色を探ってみる。

ウェブサイトのイラストには近くなった。でもね、現場ではもっと濃くて深い緑色を感じるんだよね。

イメージとしてはこのぐらいの印象。

これでもまだゴールではない気がするけれど、なかなか再現するのが難しい。

ウェブサイトでは ↑ の色味なんだけれど

印象は ↑ こっちの方が近い。

これよりは

こっちな気がする。

これね、いま予定があるわけではないのだけれど、もしVNのフライトレポートの仕事が入ったとき。もしくはVNが特集されるとき、印刷される写真データの追い込み方を想定しておかなければと思うのね。

深い青色、深い緑色は印刷領域として難しい部分だが、誤解のない色に仕上げないとと思う。

JPG撮影しない理由

_DSC3235

《AD B767-300ER JA01HD》
【Nikon D5 600mm 1/640 f8 ISO500】

RAW撮影しかしない

JPG撮影のみという撮影はしない

とはいえ、カメラの進歩も著しい

「フラッグシップカメラほど、JPG撮影で十分」

なんていうセリフはニコンD3の頃からよく聞いていた

また、「プロの撮影はJPGで十分」も同様だ

そんな訳がなかろうが!!!

と今も思っているが
ニコンD5を手にしてみて
JPG画像も見てみようと思い立った次第である

検証する意味でニコンD5のオートホワイトバランスで
RAW+JPG(ファイン)の撮影をしてみた

JPGで撮影したものは特記以外
色とトーンは何もしていない

長辺2048pxにリサイズしたのと
AdobeRGBで撮ったのをsRGBにプロファイル変換をして
シャープネスをかけてJPGで再保存している

JPGをJPGで再保存すると
データは劣化していく

保存を繰り返せば繰り返せば
どんどん劣化していく

これは忘れてはならないことだ

_DSC3152

《PR A330-300 RP-C8760》
【Nikon D5 600mm 1/1000 f8 ISO125】

ニコンD5のオートホワイトバランスは

AUTO 0 白を優先する
AUTO 1  標準
AUTO 2 電球色を残す

の3種類を選択可能だ

今回は AUTO 0
つまり白を優先した

ドピーカンではなく
薄雲がはった状態だったが
その通りのトーンに写るなといった印象だ

白色も悪くない

だがしかし、いつもの感覚でハイライトとシャドーを
締めたくなる

ピクチャーコントロールは
SD スタンダードにした

とはいえ、さじ加減で
コントラストも明るさも彩度も輪郭強調も
自分の好みのフィルムに仕上げる感覚で
カメラでの調整で追い込めそうだ

まだまだ研究の余地があるが
いつもはNL ニュートラルで撮っていた

言葉では伝わりにくいから
写真を並べてみよう

_DSC3152

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3152_01

↑JPG撮影  Photoshopレベル補正でトーン調整

_DSC3152_02

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

比較するとよく分かるが
RAW撮影の写真の方が階調が豊かだ

締まりもあるし色の乗りもいい

ちなみに Capture NX-D では
コントラストとシャドーでトーンを調整した

20160420_CaptureNX-D_001

コントラストを32にした分、白をやや抑えるために明るさを-3

20160420_CaptureNX-D_004

シャドーを14

20160420_CaptureNX-D_003

現像で調整するとしても
この程度

それではここで
1枚目の AIR DO の尾翼も
JPGとRAWで比較してみよう

_DSC3235

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3235_01

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

おそらく、JPGも撮影時からカメラで追い込んで調整していけば
もう少しマシな写真になりそうだけれど

RAW撮影の階調の豊かさを
わざわざ捨てる意味がない

RAWで撮る大きな理由に

ややアンダー目に撮影して
現像で調整する

というのがある

ややアンダー目というのは
ポジフィルム撮影時代の名残といっていい

ここはそれぞれのフォトグラファーのやり方だろう

後処理をなるべくしたくないので
最初からしっかり明るく撮る
という人もいる
それはそれでいいと思う

下の AIR CANADA のB787の離陸シーンも
良い例になるのではないだろうか

_DSC3320

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3320_01

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

また、このような白基調の写真は
白のぶっ飛ばしたくないのでかなり慎重

_DSC3135

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3135_01

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

日没直前の微妙な光の時も

_DSC3312

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3312_01

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

逆光のような極端な条件の時も

_DSC3332

↑JPG撮影 撮りっぱなし写真

_DSC3332_01

↑RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

つまり

撮影では
JPG撮影 撮りっぱなし写真の露出で撮りつつ

頭の中では仕上げを
RAW撮影 Capture NX-Dにてトーン調整して16bitTIFFで書き出し Photoshopトーン調整なし

で想定している

時にはPhotoshopのレベル補正で
さらにトーンを切り詰めることもあるが
基本的に頭の中はこういうこと

ただ、今しばらくRAW+JPGで撮影してみて
JPG撮影時のピクチャーコントロールの調整を
追い込んでみようとは思う

自分なりのフィルムになるよう
設定してしまえば
もっと感覚に近い写真になるかもしれない

ただし、例えその結果良かったとしても

絶対にJPG撮影をメインにはしない
絶対にしない

最初から階調を捨てる意味がない

印刷向けに写真データを最適化するにせよ
ウェブ用に最適化するにせよ

再保存しないで写真を流通させることなど
ありえないからだ

だから、JPG撮影はしない

常にRAW撮影をする