B747-8 DxOPhotoLab3 Nikon D5 ルフトハンザ 羽田空港

うまいということ

「うまい人は、力が抜けているんだよね」とある人は言った。

「力が抜けてる?」

「そうそう」

この人は音楽の世界で生きている。3歳からヴァイオリンを習い、ウィーンにも留学経験がある。

「ドイツ語を話せるようになってから来なさい」と師事したかったウィーンのヴァイオリン講師から言われて独学でドイツ語を習得し、見事に生徒になった努力の仕方を知っている人だ。

その人がYoutubeを観ながらそう言った。

音楽に限らず、芸術の領域では「力が抜けている人、凄い説」は普遍の法則のようにも思える。

アントニオ猪木さんもかつて

「一番強いヤツは、肩の力が抜けているヤツだ」

と語っていたのを何かで観たことがある。

私は野球もゴルフも経験があるが、力んで遠くまで飛んだことはない。もちろん、遠くに飛ばす競技ではないが。

その「力まない」「力が抜けている」ためには、それらを裏付ける努力なり、コツがわかっているのだろうね。

デッキにいても確かに南風成分の風を肌で感じていた。ランチェンするほどではないが、たまに「この風で南風運用にするの?」という日もあるから楽しい。

その時間以降の天気予報なども考慮して、タイミングの良い切れ目でランチェンを判断するのだろう。

この日は終日北風運用だったが、ルフトハンザのジャンボはRWY34Rにラインナップしてからしばらくジッとしていて、その後離脱。悠々と2タミの前をタキシングしてRWY16Lから離陸していった。

テールウインドを嫌がったのだろう。

羽田空港も1本ぐらい成田のように4000m級のRWYがあれば、といったところか。

普段こんなところをタキシングしないから、地上スタッフたちも眺めていた。近くで見たら大きいし、迫力あるだろうね。羽田のランプ内に何度も立たせてもらっているけれど、地上レベルから見る羽田はまるで別世界。

「立つ舞台でこれほど見え方、感じ方が違うものか」と思う瞬間だ。

RAW34Rへの着陸機を数機見送り、34Rからの離陸機を何機か待機させ、もちろんRWY05からの離陸機にも待ってもらって、ルフトハンザのジャンボはRWY16Lから離陸していった。

そこだけ時が止まったかのような、不思議な感覚だった。

以前ド本気講座の中で、「無意識 無能」「有意識 無能」「有意識 有能」「無意識 有能」という4ステップでの成長過程の話をしたことがある。

「無意識 無能」: 知らない、わからないからできない。

「有意識 無能」: 知っている、わかっているけどできない。

「有意識 有能」: 知っている、わかっている、意識していればできる。

「無意識 有能」: 何も意識しなくても、できちゃっている。← 神業と呼ぶ!

つまり、「力まないように」と意識していても、力んでしまうことだってあるわけで、神業にはまだまだ道のりは長い?!。

冒頭の音楽の人に習ってヴァイオリンを弾いたことがある。できれば葉加瀬太郎さんの「ひまわり」や「Another Sky」を弾きたいと思ってね。

力むと、見事に音が出ないのよ。

ある意味では悠々としたジャンボの飛び方からも、いや、むしろ経済性を最重視しているエアバス機の方が相応しいかもしれないが、エアライナーの飛び方からも学ぶべき点があるのかもしれないね。

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