月日が経つと写真は色褪せるのか

過去に撮影した写真たちをあえて振り返る時間を作ると決めた。暇なので(笑)。そこで過去写真を改めて見てみることによって、自らいろいろと感じてみようというのが趣旨だ。

カメラだってレンズだって、例えばクルマだって数年経てば恐ろしく進化している。古き良きものもあれば、中途半端に古いものもある。自分がどれだけ進化して、あるいは進歩しているのか。あるいはそもそもそれらを自認できるのかというのにも興味が湧く。

ヒョッとしたら、歳をとったのかねぇ。

これは2018年8月31日に伊丹空港で撮影した写真。およそ1年半前。やや苦しんでいた時期といえば時期だったかなと思う。あまりメイキング部分を語り過ぎるのはブランディング的に良いのか悪いのかはどうでもよくって、あの頃の自分もきっと自然体でシャッターを切ったんだろうなとは思える。

そもそもモチベーションっていう概念がないんですよ、私には。ヒコーキを撮りたい!ただそれだけがあるわけで。

取材日に早朝から撮っているのは至って普通のことだし、時間を作って自主的に撮りに行くのだって至って普通のこと。

「意識高いね」とか「モチベーション高いね」と言ってくださるのは嬉しいことだけれど、実は意識もなく、つまり無意識に空港にきて、撮っている。

ただそれだけなんだろうと思う。

ま、過去写真もたまにはこうして登場するので、お付き合いくださいな。

櫻井くん、、、ごめん

隠れちゃいました、、、櫻井くん。ごめん。A350-900のシルエット的には良いアングルなんですけどね(笑)。しかし、何度も書くけれども、A350XWBは美しい。しつこいようだけれど、美しい。

自動車同様、航空輸送に関しても環境問題への対策は重要なテーマであることは明白です。A350XWBについていえば、炭素繊維複合材を機体の53%に使用し、さらにA350のために新規開発されたロールス・ロイス社製新世代エンジン「Trent XWB」を搭載。機体の軽量化やすぐれた静粛性・快適性に加えて低騒音・低燃費、CO2などの排出量削減(25%削減)といった革新的な技術でもって環境負荷の低減を図っている機体。

単に美しい、だけではないのですな!

そこをしっかり強調しておけば、櫻井くんも許してくれるだろうか。(←根拠ナシw)

個人的にはB767の進化版、つまりB767neo的な存在が出てくれてもよかったのになぁと思うのですよ。

それがB787だという考えもあるでしょうけれども、「B6はちょうどいい。ナナハチではちょっと大きんだよね」という声もよく聞きます。

国内線での運航だと、B767とB787ではそう大きく燃費は変わらないそうです(これも関係者から聞いた話ですが)。要するに運航効率の話ですね。

もちろん、機体やエンジンの性能だけがモノをいう訳ではなく、着陸時にフラップの角度を深くするタイミングをできるだけ遅らせたり、エンジンの回転数を上げずに逆噴射したり、スポットまでのタキシング中にクリティカルエンジンをカットオフしたり、運航側の工夫によって燃料消費量も騒音も、CO2排出量も削減できるわけで。

まあ、写真撮るときには関係ないんですけどね、と言いたいところですが、離陸ショットを狙うときなんかはかなり影響します。

つまり、フルパワーで飛んでない場合が多いですからね。当然離陸滑走距離は延びるし、上昇率も低くなります。

ほら、よく遭遇しますでしょ。なかなかエアボーンしないB737とか!

地球を守り、環境保全を最優先するならば、世界中の空からヒコーキを無くせば良いのですが、いまさらそれは無理なことですからね。車もヒコーキもない世の中なんて、考えられないですもんね。

あ、櫻井くん、ホントごめん。櫻井くんに謝っていたことも忘れて環境問題なんて語っちゃってた。

今度撮るときにはしっかり5人の顔が見えるアングルでシャッター切るね。

スマホ普及率80%時代の写真発信について

写真のトーンが渋くても派手やかでも同じ。ブログやSNS含めてPC画面で見る方も多いけれども、日本でのスマホ普及率80%時代には圧倒的にスマホ画面で目にすることが多いと考えて良いと思う。

さらにツッコんで書けば、スマホ画面を意識した写真のトーン作りをする必要があるし、そこを意識しないのは極端なことをいえば大多数の閲覧者の存在を無視していることとも言える。

ド本気講座でよく伝えている写真の最適化に通ずる話なんだけど、PC画面だけでなくスマホ画面での「映え」はしっかりと意識すべき時代なのね。

「オフィシャルの写真で、これか、、」と愕然とするワケですよ。あまりにSNSでの発信を軽く考えてはいないかい?と。そのビジュアルがブランド力の向上、見る者への期待感の創造となっていれば良いのだけれど、明らかに低クオリティーな写真を堂々と掲載されちゃうと、それこそ「ボディーブロー じわじわとは効かない説」と一緒で、一発KOなんていうダメージにもなりかねないと思うの。悶々、悶絶状態よ、マジで。

その立場になってもいないのに偉そうなことを言うでない、と叱られても嫌われてもいいの。良いものは良い、悪いものは悪い、と言えないとこれからはダメ。誰が撮った、ではないのよ、もはや。

撮りっぱなしJPGでも良い。RAWから現像するでも良い。それはポリシーだしスタイルだからそれぞれで良いの。いずれにせよ、少なくとも万人のOKラインは超えていないとねってこと。

これは航空写真家として生きている自分への戒めの意味で書いているんだけどね。

機材を信じて、メーカーの色作りを信じて撮っていることは誰でも同じ。でもね、最低限のトーン調整はしても良いと思うし、するべきだと思う。

みんなはどう見ているんだろ。本当に聞いて回ってみたい。

バツの悪そうな?!ピーチ

「こんな明るい時間にここを通ったことないんだよなぁ」と心の声が聞こえてきそうな(勝手に深澤がそう思っただけだろ!)シーンでした。昨夜の成田の濃霧の影響でしょう。インタミ(もうすぐ3タミ)近くにはNCAの747-8Fもおりましたね。

しかし映えますね、ピーチの塗装。羽田で昼間もこうして堂々とタキシングする日がいつの日か来るのかもしれません。10年ひと昔と云われてきましたが、今や1年ひと昔です。

昨年末大阪でド本気講座を開催した際ランチを会場近くのモスバーガーで食べていたのですが、モスバーガー滞在時間30分の間に延べ8人もの民間配達人が自転車やバイクでやってくるのです。

そう、Uber Eats(ウーバーイーツ)ですよ。土曜日のランチどきとはいえここまでの人数が動いているのを目のあたりにして、日経電子版のテレビCMではないけれど「なるほどね」と呟いた瞬間でもありました。

ちなみにその時配達人が背負っていたデリバリーバッグ。楽天市場で6,000-で売ってます。

そのうちの何名かの配達人は会場近くのなか卯でも遭遇。1年前にはこんな光景見なかったなぁとつくづく思うのでした。

さらにちなみに、Uber Eatsの配達人の基本料金が気になったので調べてみたら、飲食店で商品を受け取ったら受け取り料金265円が発生。注文者に商品を渡したら受け渡し料金125円。飲食店から配達先までの距離に応じて距離料金60円/kmが発生。

配達距離が2kmだとすると

265 + 125 + 60 × 2 = 510円

ですって。あとは何件配達できるか、ですね。

支払いサイクルは月曜日午前4時を締め日として、原則1週間に1度支払い処理がされるらしい。

ピーチを昼間の羽田で見かけてこれからの先を思い、そして関西のイメージから昨年末の大阪を思い出し、Uber Eatsを連想した昼下がりの羽田でした。

バニラ・エアを吸収合併して、いまや日本のエアラインでは3番目の規模となったピーチ。「昼の成田、夜の羽田」という首都圏戦略から更にコマを進めていきたいところ。お国が決めることではありますが、羽田の旧整備場あたりにLCCターミナルができたら面白いのにね。

LCCのセグメントをレガシーが取りにいくこともないだろうし、そもそもLCCはいままでヒコーキで移動してこなかったような人たちを呼び込んできているだろうし。LCCに乗っていくうちに「今度はレガシーキャリアに乗ってみよう」と新たな顧客になっていく可能性だってあるわけで。

中にはLCCとレガシーを使い分けることだってあるだろうしね。

1年先は成田から移ってきた海外エアラインで賑わっているであろう羽田は想像できるけれども、10年先は分かりません。それこそ海外LCCだけでなく日本のLCCがバンバン昼間っから飛んでいるかもしれません。

トーイングカーで引かれているとはいえ、JALのA350-900ともすれ違いました。しっかり両機とも照明のポールが被っているのも羽田らしいシーンでした。

【12/21ド本気講座】福岡 会場変更のお知らせ

今週末の土曜日に迫ってまいりましたド本気講座福岡ですが、好評につき想定よりも多くの皆さまにお申し込みいただきました。ありがとうございます。ギリギリいけなくもないのですが、あまり窮屈なスペースで行うよりもゆとりある空間で開催したいと思い、会場をJR博多駅筑紫口から徒歩3分のレンタルスペースに変更いたします。

お申し込みいただいた方には個別にメールにてご案内いたします。

変更後の新たな会場は次の通りです。

【JR博多駅筑紫口から徒歩3分に位置するレンタルスペース】

住所 福岡県福岡市博多区博多駅東1-1-25宝ビル806号

https://goo.gl/maps/MBCVCrdJtvZcjDVp9

アクセス  JR博多駅筑紫口から徒歩3分

12時45分開場 13時スタートで16時終了予定です。

会場情報を更新したお申し込みフォームです。

これからお申し込まれる方はこちらからお願いいたします。

PC用です↓

https://www.secure-cloud.jp/sf/1571724869KhEzoauB

スマホ用です↓

https://www.secure-cloud.jp/sf/sp/1571724869KhEzoauB

それでは皆さまとお会いできますことを楽しみにいたしております!

溶けちゃう

皆さまこんにちは!航空写真家の深澤です。先週の取材で佐賀に行ってきたのですが、取材対象エアライン以外のヒコーキの離発着も撮ることができるタイミングがありました。RWY29から離陸した機がレフトターン。「おお!これは太陽に飛び込むぞ〜〜」とご一緒していた編集者の方とレンズを向けました。

昼間の太陽ですからね。良い子は真似してはいけません(笑)。目が潰れてしまいます。「きっと溶けちゃうかも〜〜」(本音は「昼の太陽をNDフィルターもなしに撮るんだから溶けちゃうわな〜〜」)と叫びながらその時に使用していたレンズで絞れる最大の絞り値にして、カメラの最速のシャッタースピードで撮るだけ撮ってみたのです。

結果は、、、なんとか機影が確認できました。

青木勝さんからのプレゼント【1月18日新春特別企画にて】

これはレア物です!

2020年1月18日に東京で航空写真家深澤明のド本気講座 新春特別企画航空写真家対談「深澤明×青木勝」が開催されますが、なんと!青木勝さんから参加者の皆さまへと素敵なプレゼントをご提供いただけることになりました!

Fトイズが制作・発売した飛行機の食玩の2種類が青木さんの事務所から出てきたそうでして、これからをプレゼントにしてはどうかとお申し出をしていただきました。

YS-11列伝  1/300スケールモデル

まずは「YS-11列伝」(1/300すケールモデル)。こちらを20個です。YS-11!!たまりませんね。私も欲しいぐらいです。

そしてお次は!

「JAL WING COLLECTION 1,2,3」

こちらを21個!!

これもたまりませんね。青木勝さんありがとうございます!!

プレゼントの抽選方法は当日会場にて発表いたします。

青木さんの生の言葉、息遣い、写真に対する想い、飛行機を愛するお気持ちなど。お聞きしたいことは山ほどありますが、青木さんの生き方から何か一つでも学ぶことができたらこれほどの幸せはないなと思って企画いたしました。

是非とも皆さんとそんな貴重な体験を共有できたらと思っております。

よろしくお願いいたします。

お申し込み、詳細はこちらから!

ガラス越し

皆さまこんにちは!航空写真家の深澤明です。

普段はわざわざガラス越しで撮影はしませんが、空港によってまたは状況によってガラス越しで撮影せざるを得ないこともあります。また、取材時にガラス越しで撮影しなければならないこともしばしばあります。

常に「忍者レフ」はカメラバッグに入っていますが、使ったり使わなかったりです。

この日は夕暮れ時の雨上がりでいい状況でしたので、いろいろと撮っていて楽しめました。

ほぼ真横から夕陽を浴びるこの季節は、日暮れまでいろいろと狙えますね。順光側の2タミへ立ち位置を取るか、逆光側で機体や翼への映り込み狙いなどで1タミへ行くか。どっちも狙いたくなって本当にワクワクいたします。

少しローキーにして、機体の滑り感を出してみたり。やや渋めのトーンで表現してみてもいい感じです。

ちなみに上の写真(JALのB767)は鹿児島空港の搭乗口横のガラスから撮ったテイクオフショットです。白色優先のオートホワイトバランス(Auto0)のJPEG写真ですが、まあまあの発色をしてくれています。

その写真をRAWデータから現像してトーンを整えるとこんな感じ。

このレベルまで持ってくることができれば、仕事でも通用する領域に入ってきます。なので普段からあらゆる状況で撮影して、JPEGデータの状態、RAWデータの現像を経験しておくことが大事なのです。

不思議とその経験が活きる場面が必ずきます。

樹木でいうと、根っこをいっぱい伸ばしている感じでしょうか。揺るぎない大樹となるために。

羽田で出逢ったふたり

こんにちは!航空写真家の深澤明です。

今日の羽田で出逢ったふたりをご紹介します。

まず最初のひとり目は、Flightradar24に機影が映らないドルフィンです。

ランディングロールするところを「ビースリーか」ぐらいのテンションで眺めていたら、何やらやたら短い。

まさか羽田でドルフィンが自力で動いている姿を見られるとは思っていなかったから正直オドロキマシタ。

そしてふたり目はこちら。

泣く子も黙るシグナスです。

朝一の城南島から第1ターミナル展望デッキに移動した際、ANA格納庫の前にいるなとは朝から見ていましたが、その後インタミのデッキを経て2タミデッキへきてみると、先ほどのドルフィンに続いてこれまたFlightradar24には機影が映らない気品あふれる大型機が目に入りました。

新千歳へ向けてなので早々とエアボーン。

まったくタイミングを計ったわけではありませんでしたが、結果的にはこのふたりに逢うために「2タミデッキへ!」と引き寄せられたかのよう。

何はともあれ、出逢えて良かった。

時代を問わないもの

こんにちは!航空写真家の深澤明です。

ヒコーキ写真を撮っていていつも想うのは、時代を問わないものってあるのだろうか。そういった写真を残せるのだろうか、ということ。

ある一つのことをとことん突き詰めていくと、見えてきた境地は普遍的なものなのではないか。

無意識のうちにできている、いわゆる無意識有能の神の領域にはまだまだ遠い。

ただ一つ言えることは、自分の人生を、命を、時間を、意識をすべて注ぎ込みたいと思えるのがヒコーキ写真だ。

やや、パラノイヤチックではあるけれどね。

JPEG写真であえてノイジーなままで。

もう少しストイックでありたいと想う今日この頃。