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【2019.6.13】MD-11Fのうしろに

FedEx MD-11F N623FE

終日RWY34運用が続いていた成田空港。RWY34Lにラインナップするヒコーキを「さくらの丘」から狙う。

風が強く気温も低かったため、陽炎の悪影響は限りなく無いに等しい。ということでロクヨンに1.4倍テレコンを着けて840mmで撮影。

さて、RWYにせりあがってきたぞ!とファインダー越しにMD-11Fを狙っていると、なにやら背後に大きな目が。

うお!FLYING HONU1号機がトーイングされてきて絡んできた!!

(という驚きは確かにあったが、このタイミングを狙いすましていたという説が有力、笑)

特徴のあるヒコーキ同士が絡んでくれて、ちょっと嬉しかった。

FedEx MD-11F N618FE

これはFLYING HONUとのシーンの15分後に現れた別のMD-11F。

FedEx MD-11F N592FE

そして、これはFLYING HONUとのシーンの18分前に現れた別のMD-11F。

およそ30分の間に3機のMD-11Fに逢えるなんて、、シアワセ。

【2019.5.11】ANA787ロゴ機

ANA B787-8 JA814A 2012年9月に機材登録

バッテリー改修なども含めて飛行していない期間があったとはいえ、機材登録されたのが2012年ということで重整備間近。この787ロゴ機が通常塗装になるのも時間の問題。

羽田や成田で787ロゴ機と遭遇する度にキレイに撮影しておこうと思う反面、頭の中では冷静に「長くは使えない写真だな」というのが本音。

このような青空の横位置写真は作品性はほぼないに等しいけれど、とても重要。

利用価値の高い写真なので、空抜けがいい日はこの撮影に徹するときもある。まさに昨日の朝がそれ。

朝は北風運用だったので、B滑走路 (RWY34R) への着陸機を、自分のお気に入りポイントからひたすら狙っていた。

ANA B787-9 JA873A 2015年9月に機材登録

国際線機材として世界中を飛び回っているR2-D2。遭遇率は高いが成田の朝の光で撮るならばRWY16運用の方がいい。なぜならば、ノーズのトーンが濃いから。そこに光を当てたい。

TGW B787-8 9V-OFG 2017年7月に機材登録

流れで他社の787も少し。スクートの黄色は補色の関係で青空に映える。LCCでWi-Fiが利用できるのは嬉しいよね。

LOT B787-9 SP-LSC 2018年6月に機材登録

LOTポーランドのこの機体はエア・リース・コーポレーション (ALC) からリースされている機材で、ポーランド独立100周年を記念した特別塗装機だ。

公開されている動画では、ポーランド空軍機が出迎えをしている光景などが収録されている。

「ポーランド独立100周年」というけれど、世界史に詳しくないけど、ちょっとだけ。

ポーランド自体は今年2019年で建国1053年を迎えている。ポーランド王国の源が誕生したのは西暦966年。つまり10世紀に誕生している。そして16世紀まではピャスト朝とヤギェウォ朝という2つの王朝が支えてヨーロッパでも大きな勢力を誇っていたそうだ。しかしながらドイツとロシアの間に位置していることから数々の苦難を強いられてきた国でもある。

と、ここで歴史を学びつつ執筆を進めると何のブログかわからなくなるので手短にするが、紆余曲折ありポーランドは衰退して1772年、ロシア、プロイセン、オーストリアの3国によって分割されてしまうことになる。その後国政改革を行い国家維持に努め、最後の国王はヨーロッパ初の憲法を制定する。ところが新憲法を嫌ったロシアが再び介入。2回目の分割を迫り、ポーランドはロシア軍と戦って激しく抵抗をする。ロシア軍の勢力は圧倒的で対抗できなかったが、ポーランドは分割への承認は沈黙を続けたそうだが、そのことで分割への同意と見なされてしまう。

そこからまた色々あって1795年、3度目の分割によってポーランドは完全に消滅し、以降123年、ポーランドは世界地図から姿を消す。

1918年にポーランドが独立することになるのだが、国が一つなくなって123年後に再び国が誕生するって、語りつくせないほどの壮絶な歴史だと思う。

我々日本人は歴史の教科書で、第二次世界大戦のきっかけとなった事実として「ポーランド侵攻」というワードを記憶していると思う。

消滅、独立、そして世界大戦と、壮絶な歴史を辿ってきたポーランド。

このポーランド独立100周年記念特別塗装機に込められた想い、壮絶な歴史に少し興味を持ってみるのもいいかもしれない。

【2019.5.2】半逆光もしくは逆光ぎみの意味

B737-800ではあったが、飛んでいるヒコーキの存在感は抜群。

常にカメラを手に機窓を眺めている。寝不足だから、寝ればいいのにね。

機内Wi-Fi完備のエアラインではなかったから、目をこらして見るしかない。

この角度ですれ違うとあっという間なのは、上空でヒコーキをすれ違ったご経験がある方はよくお分かりと思う。まさに、あ!!という間だ。

よくCMなどで見る空飛ぶヒコーキの映像が、実写であれCGであれ、半逆光もしくは逆光ぎみで捉えているものが多いのをご存知だろうか。

ANAウィーン線の就航CMのラストの飛行シーン

ANA A380 FLYING HONU の地上シーン
JAL HAWAII の長谷川潤とヒコーキの飛行シーン 

例えばね、人物を撮影するとき、雰囲気を重視するとき。ライティングできる状況にしろ、自然光で捉えるにしろ、逆光もしくは半逆光気味に撮ることは常に考えているし、やろうとすることなのね。

私はド順光写真は「どエロ写真」と言われて育った。

上の長谷川潤のシーンも、どれ一つとして順光側から光を当てていないように見えるのは、そこに注目するとよくわかるだろう。

ヒコーキも、そう。女性を撮るときと同じように光を扱うと、雰囲気が出せるということ。

【2019.4.30】FLYING HONU

月刊AIRLINE6月号 見開き掲載写真のJPG撮りっぱなしver.。

平成最後の日は、ANAのFLYING HONUで締めよう。

いよいよ5月24日から成田-ホノルル線でデビューするが、おかげさまで仕事で何度か撮影していて愛着が湧いてきている。

機体登録番号上のニコニコ子ガメがカワイイね。ついそこへ目がいってしまう。そして、こちらまで笑顔になる。

これでハワイに行くのはテンション上がりそう。

さて、この写真は現在イカロス出版から発売されている「月刊AIRLINE6月号」で見開きで掲載されている写真だ。

撮影は常にRAW+JPGで撮影しており、印刷向けはRAWデータからDxOPhotolab2という現像ソフトで現像する。そして、このブログに掲載しているここ最近の写真はほとんどJPG撮りっぱなしデータをリサイズしているだけ。

この写真も、RAW+JPGのJPGデータをトーン調整などせずにそのままリサイズしただけ。天気がいいと、そのままで十分綺麗だ。

2号機の到着も近いが、1号機(JA381A)はパイロットの習熟飛行の真っ只中。関空に続き、今は成田からセントレアへ日々飛んでいる。

というのも、例えばA320のパイロットがA380に移行する場合、7回のシュミレーター訓練で完了するという。つまり、実機での飛行をせずとも移行できることになる。

確かに、技術的にはそうかもしれないが、ANAとしてはそれが不安だ、というよりもしっかりとA380に移行する全パイロットが実機経験を積むことでより安全運航を極めたいと考えているようだ。

成田が着陸できない場合のダイバード先として、セントレア、関空、それに新千歳が挙げられるわけだから、今後は新千歳への習熟飛行もされることだろう。

北の大地で出迎えるFLYING HONU(海ガメ)も、なかなか貴重なショットになるね。

【2019.4.22】いつかの少年

小学生低学年の頃、旧羽田空港展望デッキにて。おそらく亡き父が撮ってくれた写真。

ビッグバードになる前の、旧羽田空港でのヒコーキ大好き少年。

ジャンボがこの距離で見ることができた展望デッキは今でも忘れることができない。奥の奥まで行って、何も戻って。行ったり来たりしてヒコーキを見て回った。

背後にはジャンボの他に、DC-8やL-1011トライスター、DC-10の第二エンジンも辛うじて見えてる。懐かしいなぁ。

中学生の頃だったかは、東京モノレールでお父様が運転手をしているというSくんと毎週のように日曜日に羽田空港へ行っていた。

ターミナルでパタパタの時刻表をただただ見ているだけで楽しかったし、所狭しと並ぶ大型機を目の当たりして興奮していたし、走り回るグランドサービスの車両を飽きずに眺めていた。

あれから30数年。今こうしてヒコーキの仕事をさせていただけているなんて、幸せだな。

さて、たまには告知をしよう。

イカロス出版から「ファーストクラス TRAVEL GUIDE」が発売中!!

ビジネスクラスの本に続いて今度は憧れのファーストクラスの本の登場だ。

ヒコーキの仕事をさせていただいているけれども、さすがにファーストクラスの世界はなかなか覗き見ることはできない。

ある意味ヴェールに包まれたファーストクラスの世界を誌面で疑似体験できる。

私は、ヒコーキ大好きアナウンサーの貞平麻衣子さんが体験された「世界が認めたANAの最高峰サービス」を撮影。

ラウンジからシート、機内食に至るまで完全網羅。

是非お手に取ってご覧ください!!

嗚呼、それにしても心の中は、あのときの少年のままだな。

【2019.4.18】地上動力装置

空港の展望デッキからスポットインしたヒコーキを眺めている時によく目にする光景だ。

これはGPU(Ground Power Unit)と呼ばれる地上動力装置を接続しようとしているところ。

スポットインしてブレーキをかけ、ヒコーキが止まってもしばらくエンジンを動かしているが、このGPUの接続を待っている。

以前は、APU(Auxiliary Power Unit)と呼ばれる、ヒコーキのお尻部分に備えている小型エンジンを回して駐機中の機内電源を確保していた。

駐機している場所にもよるけれども、APUからのメラメラのおかげで羽田空港の2タミデッキから離陸ショットを撮ろうと思うと、撮影できるポジションが限られてしまっていた。

ところが最近はかなりGPUが普及してきていて、駐機中のヒコーキのAPUからのメラメラに悩まされる確率がかなり減ってきている。

「撮影しやすいように、APUを使わないようにしました〜〜!」と航空会社から言われたらびっくり仰天だが、そんなはずはない(笑)。

ターンアラウンドが短いとはいえ、駐機中APUを使用し続けるということは、じっとしていながらも空気中に二酸化炭素や大気汚染物質をバラマキ続けていることと同じなので、それらの削減が目的だ。

つまりは、クルマでいう「アイドリングストップ」だね!

GPUが接続されると程なくエンジンがカットオフされるから、デッキからそのタイミングを是非確認してみて〜。

【2019.4.14】さらにマニアックな視点で

写真のように主翼の下部までしっかり見えるアングルで撮れるポイントは限られてくるが、マニアックな視点で細部を見てみるとさらに面白い。

赤い←部分に注目。これは主翼端側にある低速用エルロンのアクチュエーターが入っている膨らみだ。

アクチュエーターは、正確に飛行機用語で言えば「フライト・コントロール・アクチュエーター」だが、エルロンやエレベーター、スポイラーなどの飛行に重要なユニットを制御する装置のこと。

そのアクチュエーターが入っている膨らみは機体全体からすればとても小さな部分だが、ヒコーキに近く寄れる場合には色々なところに着眼してみると、写真の狙い方も変わってくるかもしれない。