月別アーカイブ: 2016年9月

搭乗前の楽しみ

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
1/250 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

成田空港の搭乗前の楽しみ
それはまず1タミの南ウィングから始まる

窓の向こうにヒコーキを配置した
いわゆる「空港イメージ写真」を撮る

2か所ほどお気に入りのポイントがあるが
その時どんな光景が広がっているか
いつもワクワクしながら向かっている

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
1/320 f5.6 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

出国後はスポット巡りだ
午前中ならRWY側の光の回りがいい

今や貴重となりつつあるA340(スイスインターナショナル)も
間近で撮影できる

チューリッヒ行きの搭乗前は
かなり大勢の搭乗者が待合スペースにいるが
不快な想いをさせないよう静かに撮る

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/800 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

機体までの距離が近いからこそ
望遠レンズで撮りたくなる

スイスインターナショナルへの特別な思い入れはないものの
白地に赤のロゴはよく映える

クリアな太陽の光が照ってくれればなおさら

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/500 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

そして、近いからこその気づきがある

太陽が雲に隠れると
途端に現れる機体の「質感」と「映り込み」

ヒコーキ写真で「質感」について語ることが多いが
この変化をどう捉えるかが面白さであり肝でもある

広告写真の世界でもがいていた時代に培った財産として
ライティングのテクニックが挙げられる

自分で光を作ってきたからこそ見えてくる世界

目の前にある被写体であるヒコーキの
「質感」を出すライティングをしなさい

という課題が出されたとしたら
まさにこの、上の写真が2つある答えの1つと言ってもいい

もう一つの答えは、、、
またその答えにぴったりの写真が撮れたら
ご紹介したい

「質感」とともに「映り込み」に関しても
この写真には示唆に富んでいる

第一に、雲が適度にある方が
表情のある「映り込み」になる

「映り込み」の概念がわかりにくいかもしれないので
余計なお世話ながら書くとするならば

ヒコーキの形をした「鏡」だと想像すれば解りやすい

「鏡」なのだから全てが映ると想像する

機体上部は空が「映り込む」

青空なら青色が
曇り空なら白色やグレーが「映り込む」

ドピーカンの場合は
青空の「映り込み」よりも太陽の光の方が
圧倒的に強いので
綺麗な白色を表現できる

ところが、太陽の光が雲に隠れた途端
空の青色と雲そのものが
機体に「映り込む」

次に、機体の下部は駐機中ならエプロンが
離陸シーンならRWYのアスファルトや緑地帯が
その「鏡」に映っていることになる

そして、機体下部の映り込みは
上からの太陽の光が強ければ強いほど
クッキリと映ることも想像に難くないだろう

つまり、ドピーカンの真上の光は
緑地帯の緑色の反射も強く機体下部に「映り込む」
ということ

俗に言う、部分的な「色かぶり」と思ってもいい

ただし、機体上部が白基調の塗装であれば
その白色の階調が飛ばないような露出にするため
機体下部は明暗差によってシャドウ部(暗部)になるので
機体下部の映り込みはわかりにくい

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/800 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

要するに、ヒコーキ写真というものは
自然界の物理現象に大きく左右されていることを
理解していた方がいい

極々当たり前のことが
目の前に繰り広げられているんだと
気づいているかどうか

そこは写真という表現のみで勝負する世界において
大きな差となって現れてくる

「陽が陰った」
「小雨が降ってきた」
「陽が差してきた」と

めまぐるしいまでに地球というものを感じさせてくれるのが
ヒコーキ写真の面白さなのだ

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/640 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

「おいおい、搭乗前の楽しみはどこへ行ったんだ?」
と、いま自分自身にツッコミを入れたところだ

本題に戻そう

ガラス越しとはいえ、キャビン床と同レベルで
ヒコーキと向き合える喜びは
搭乗前でしか味わえない

この目線ならではの表情を捉え
切り取りができる楽しみがある

だから、搭乗まで椅子に座って待つということを
成田空港では特に、したことがない

まるで子供のようにあちこち歩き回り
ああだこうだ考えながら撮り歩いている

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/500 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/640 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

黄色のチェックリストが
ANAの「トリトンブルー」と補色関係になっていて
映えるな、とか思いながら撮っていると
1時間なんてあっという間に過ぎてしまうのだ

際立たせる

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1000 f8 ISO200  DxO OpticsPro11で現像】

タキシング中のヒコーキがその場でスタンバイさせられるほどの
激しい雷雨が降り

そして、止んだ

濃い灰色の世界に支配されていたRWYに
日没直前の太陽の光が低く差し込む

その光は離陸滑走するヒコーキのタイヤから出す水しぶきを
特別な存在にしてくれた

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1000 f8 ISO200  DxO OpticsPro11で現像】

これらの写真は水しぶきである
ハイライトを際立たせた

露出も自ずと決まってくる

何を際立たせるかはすべて
撮影者に決定権がある

写真の差は世界観の差だ

世界観の差は、写真の経験年数に依存しない

人はぞれぞれ同じ光景を目の当たりにしても
見る場所も違えば
伝えたいことも違う

その伝えたいことを伝わるようにするために必要なのが
技術だ

同じ場所から複数人が狙っていれば
同じライティングをされたヒコーキが
それぞれの目の前にあるはず

地球規模の共通なライティングを目の当たりにして
それぞれが何を際立たせた写真に仕上げたいか

世界観が違うからこそ面白く

違うからこそ難しく

違うからこそ、単純でもある

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/800 f8 ISO100  DxO OpticsPro11で現像】

青空で気持ち良く撮る

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/640 f8 ISO200 PLフィルター使用  DxO OpticsPro11で現像】

エアボーン直後の低く飛び出したこのショットがいい

BAの塗装は素敵だ

B767のような容赦ない迎角ではなく
ゆったりと上昇していく787の優美さにぴったりだ

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/640 f8 ISO200 PLフィルター使用  DxO OpticsPro11で現像】

ここは成田国際空港の撮影ポイント「さくらの丘」

「さくらの山」
「ヒコーキの丘」
「東雲の丘」

に比べると
やや撮影されている航空ファンも少ない印象だ

しかしながら晴天時のRWY16テイクオフ時には
行きたくてウズウズする

青空の中で素直に撮れる
至福の撮影ポイントなのだ

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/640 f8 ISO200 PLフィルター使用  DxO OpticsPro11で現像】

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1000 f8 ISO250 PLフィルター使用  DxO OpticsPro11で現像】

「さくらの丘」は80-400mmのズームレンズ1本あれば
思う存分楽しむことができる

去りゆく夏を惜しむかのような写真だが
来年の夏はもっと頻繁に撮りに行こう

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1000 f8 ISO250 PLフィルター使用  DxO OpticsPro11で現像】