月別アーカイブ: 2016年8月

時にはモノトーンのように

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO640 DxO OpticsPro11で現像】

低く垂れ込めた雲
ここは城南島海浜公園

なんだかんだ言っても
青空でヒコーキを撮りたいから
悪天候時に城南島に向かったことが珍しい

この日は何かに吸い寄せられるようにして
たどり着いた感があった

羽田空港が北風運用だったのも
風向き予報からすると意外だった

しかしながら
比較的低高度で離陸機が雲に吸い込まれていく光景を目の当たりにして
興奮度が一気に高まった

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO640 DxO OpticsPro11で現像】

雲をバックにベイパーを捉えるのは難しいことではないが
理想は真っ黒に近い濃い灰色だ
明るい曇り空だと目立たないことが多い

いずれにせよ、ベイパーに色がつくわけではないので
ベイパーと雲の濃淡差で表現することになる

色という概念を捨てる必要はないのだが
時にはモノトーンのように表現してみるのもいい

NH_B777-200_JA706A_HND_20160823_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO400 DxO OpticsPro11で現像】

しかし、空にはロマンがありますね

雲に包まれていった先に
笑顔や涙や希望や絶望があるんだろうと思うと
撮っていて涙が出る思いです

ヒコーキ写真、と言っても
ミリタリーには一切興味がなく
エアライナーばかり追い続けているのは
この思いのせいなのです

今回はほんの1/1250秒、お邪魔したけれど
笑顔や涙や希望や絶望のひとかけらも知らず
思いやることも、ましては力になることもできず
そもそもそんなこと思っていても
単なるお節介であり大きなお世話でしかないんだけれど

なんかね
嬉しいような、切ないような

ヒコーキにはね
言葉にできない、いろーーーんな感情が
入り混じるのです

移動手段の一つ、でしかないのに

今回のシャッタースピードに選んだ1/1250秒に
そのすべてを注ぎ込む生き方しか知らないのですよ

それしか
知らないのです

台風のあと

LX_A340-300_HB-JMA_20160817_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO200 DxO OpticsPro11で現像】

台風が通り過ぎた後の成田空港

青空を期待したが
早朝はまだスッキリとは晴れなかった

しかしながら湿度が高いことで
各機ベイパーを発生させながらのアプローチとなった

撮る者の気分を高揚させるのに
十分な要素だ

KZ_B747-8F_N887FD_20160817_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1000 f8 ISO250 DxO OpticsPro11で現像】

PO_B747-400_N453PA_20160817_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1000 f8 ISO250 DxO OpticsPro11で現像】

同じジャンボでも-8と-400では
ベイパーの出方が違う

主翼形状や空力性能が違うから
当たり前ではあるが
その機種独特のベイパーの出方を見比べてみても面白い

KZ_B747-8F_N887FD_20160817_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1000 f8 ISO250 DxO OpticsPro11で現像】

FX_B777-200_N887FD_20160817_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1000 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

常にベイパーが発生するわけではないけれど
比較的早朝の「さくらの山」ポイントは
ベイパー遭遇率が高い気がする

もっと激しいベイパーも狙ってみたくなる

曇りがちな日の楽しみ方

NH_B787-8_HND_20160810_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/320 f8 ISO200 DxO OpticsPro11で現像】

新しいイメージを抱いていた787も
もうこんなに年季が入ってきたのか

と787のこんな素顔が撮れたのも
曇りがちな天気のおかげ

ドピーカンでは白がまぶしすぎて
あまり気がつかない

曇りがちな日の空港では
こういった部分アップ狙いを楽しんでいる

広告写真のライティングではいえば
ディフューザーを使用して空一面の
柔らかな面光源を作り出している状態

いわゆる拡散光に包まれた被写体は
細部までよく見える

その柔らかな光で撮っておいて
現像で一気に黒を締めてコントラストをつける

柔かい光で撮っておくと
現像処理で多少の無茶ができる

晴れの日は光が強いため
白が飛びやすく黒がつぶれやすい

だからこそメリハリのある綺麗な写真になるのだが
現像処理でパラメータはさほど動かさなくてすむ

逆に曇りがちな日は光が柔らかいため
白が飛びにくく黒がつぶれにくい

だから、現像処理で多少無茶な黒締めやコントラスト調整も
楽しむことができる

あくまでもインパクトのある写真に仕上げるための
手段の一つとして捉えているだけだが

NH_B777-200_HND_20160810_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/500 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

光線状態のいい晴れの日は
どうしても編集部が使いたくなる写真を撮りたくなる

プロだから当たり前なのだが
用途をある程度仮定して撮る

しかしながら曇りがちの日は普段やらないことができる

間を狙ってみたり
質感に迫ってみたり

NH_B777-200_HND_20160810_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/320 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

柔らかな光の中で
過酷な空の世界を垣間見る

ヒコーキ写真の深さと面白さが
そこにたっぷりと転がっている感覚だ

「曇りだから撮りようがない」

と思っていた時代もあったが
曇りがちな日だからこそ
見える世界を楽しめばいい

今はそう思っている

MRJ

MRJ90_JA21MJ_20160804_0010

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
1/1250 f9 ISO200 DxO OpticsPro11で現像】

遅ればせながら
MRJの離陸シーンを初めて撮影した

エアバンドから聞こえる
「トゥーワンマイクジュリエット」は
耳に心地いいものだった

灼熱の県営名古屋空港展望デッキには
MRJを追い続けているであろう地元のマニアの方々が
多く駆けつけていた

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
1/1250 f9 ISO200 DxO OpticsPro11で現像】

そもそもエンジン音を初めて聞いたのだから
航空写真家として如何なものかとは自分でも思ったが
朝から粘った甲斐があった

ANAとJALに納機されるのが
楽しみで仕方ない

ところで、このMRJを撮影したのとは別の日に
再び県営名古屋空港の地にいた

ヘリコプターで飛び立ち
フォトミッションを行った

被写体はヒコーキではなかったが
フォトミッションを終え空港へ帰投中
ヘリのヘッドセットからは
FDA機がRWY34にラインナップしている様子が聞こえてきた

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1000 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

運良く離陸滑走してくれて
とても新鮮なアングルから撮ることができた

ラッキーだった

747-4H6LCF_N718BA_20160803_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
1/1000 f9 ISO160 DxO OpticsPro11で現像】

セントレアでは
ドリームリフターの離陸シーンにも出会えたし
取材の合間としてはなかなか面白い
名古屋遠征だった

夏に撮りたいもの

NH_B777-200_JA712A_HND_20160729_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/2500 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

夏の強い光だからこそ生み出される明暗差

写真の醍醐味は明暗差にあると断言して構わない
それがヒコーキ写真となればなおさら

白い塗装がメインの機体を狙うことにはなるが
特に夏の日没2時間前から1時間前にかけての
低い位置から強く照らす太陽の光

この光に当てられたヒコーキは光り輝き
独特の存在感を放つ

NH_B767-300_JA8670_HND_20160728_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/500 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

気象条件の変化を捉える

房総半島方向に雲が発生しやすく
時に幕張あたりで夕立が降る

海の向こうは雨雲でやや暗く落ちる

しかし、ランプやRWY上のヒコーキには
しっかり低い位置から太陽の光が強く当たっている

この瞬間に出会うために
羽田に通っていると言ってもいい

BC_B737-800_JA73NJ_HND_20160728_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/500 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

白基調の機体を浮かび上がらせるバックグラウンドとしての
海と空、それにかすかに見える幕張のビル群

主役であるヒコーキに
太陽の光が申し分なく注がれている

ひと昔の僕なら
もう一段ぐらい露出をアンダー目にしていただろうが
いまはこのぐらいの雰囲気が好きだ

JL_B767-300_JA8980_HND_20160728_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/800 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

ヒコーキが主役
背景が引き立て役

その2役にそれぞれ分離してライティングするのが
スタジオでの理想的な撮影ワーク

だが、外でヒコーキを撮るとなると
自分自身でコントロールはできない

太陽光1発ライティングでどう撮るか

強くて芯のある光にライティングされたヒコーキ
夏に撮りたいのは、これだ

JL_B737-800_JA350J_HND_20160728_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/600 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

夏本番

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【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/800 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

ようやく梅雨が明け8月に入った
夏本番

いまのうちに撮りたい写真はたくさんある

「梅雨時期に日本にいてもあまり撮れないから
海外に行っちゃった方がいいよ」
と昨年の梅雨入り前ぐらいに
チャーリィさんが言ってくれたが
今年はじっくり梅雨明けを待つことにした

NH_B787-8_JA818A_HND_20160729_0002

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1250 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】

ヒコーキを目一杯大きく撮りたいボクには珍しく
夏雲を捉えてみたりして

できるだけ大型機の方がいいから
本当はB777の方がいいんだけれど
HNDのRWY34Lハミングバードディパーチャーは
B787が一番大きいからね

NH_B787-8_JA818A_HND_20160729_0004

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
1/1250 f8 ISO100 DxO OpticsPro11で現像】