月別アーカイブ: 2015年5月

ひらめき

JL_B787-8_HND20150521_01

JAL機は塗装がシンプル

自然と思考が機体本来が持つフォルムへと移っていく

ポジティブにいえば
きっちりと機体と向き合えるチャンスをもらっている

すべては現場にある

太陽の位置
太陽の光の強さ
雲の有無

写真の写りに関係する3つの要素を感じつつ

ひらめいた

この写真の仕上げを想像して
シャッタースピードと絞りを
適正露出より1段と1/3アンダーに設定
(実際はISO100,1/3200秒、F7.1)

シャープな陰影を捉えるのがヒコーキ写真の醍醐味

これから夏場にかけて
城南島への出没回数が増えそうだ

理由

NH_B787-9_854_20150519_009

目の前に起きている現象はただ一つ
それなのに人によって受け止め方も見方も違う

ましてや写真で表現したら
もっと違う

当たり前だよね
でも不思議に感じることもある

「深澤に撮ってもらいたい」
と思われるには理由が必ずあるはず

それがいったい何なのか
一度お世話になっている皆さまにお聞きしてみたい

まったく想像できないわけではない
でもそれは、勝手な想像かもしれないからね

それはそうと
B787-9の主翼を見て思うのです
なんと美しい翼なのだろう、と

ボルテックスジェネレーターがなければもっと美しいのに
という細かい話は置いておいて

そのフォルム

空にしなるこの存在感とフォルムが
美しくてたまらない

昔話になるけど生まれて初めて乗ったヒコーキが
9歳のときのロッキードL-1011トライスターだったから

あれからずいぶんと時が流れて
いまやドリームライナー

あの頃からしてみたら
夢みたいに静かで快適だ

のんびり機窓から空を眺めながら
のフライトではなかったけれど
この写真が撮れた状況に感謝

NH_B787-9_854_20150519_007

シンプル

JL_ERJ-170_HND_20150514_01

シンプルに離陸シーンはカッコいい

力強く空へ飛び立つ姿を見ていると
どこかへ行きたくなる

すっと眺めていてもいい

ボクの場合は眺めているだけでは飽き足らず
ずっと撮っているけれども

ジャンボやトリプルセブン、ドリームライナーなど
大型機の離陸シーンもいいが
エンブラエルやB737,A320など小さめの機体こそ
ダイナミックに撮りたい衝動がある

NH_A320_HND_20150514_03

羽田空港(HND)RWY16Lのテイクオフショットが好きな理由は
エアボーンしたあとのシャッターチャンスで
背景の海が占める割合が多いからだ

当然のことながら船と絡む場面もあって
撮っていて楽しい

そうそう、思い出した
AIR DOのB737-700のテイクオフを狙ったとき
思わず微笑んでしまった

エアボーン後、まず海バックで撮った

HD_B737-700_HND_20150514_01

「北海道かぁ、行きたいなぁ」と撮りながらブツブツ言っていたら
次のショットでひょっこり顔を出してくれた

HD_B737-700_HND_20150514_02

ウィングレットのクマさんがっ!
これはたまりません!!

マニアックな視点

NH_B777-200_HND20150511_02

白い雲と薄い青空の境目ではエンジン噴射が見えている
写真をクリックしてできるだけ大きくしてご覧いただきたい

これが青空だけ、もしくは白い雲だけが機体のバックにあったら
エンジン噴射を捉えることができただろうか

離陸やタキシング、着陸直後のショットなどでは
エンジン噴射を捉えやすいがアプローチ中のヒコーキでは
案外捉えられない印象がある

そこをあえて狙うのもずいぶんとマニアックな視点だなと
自分でも思う

最たるものはこの写真かも

NH_B777-200_HND20150511_01

垂直尾翼のANAの最初のAにエンジン噴射がかぶっている
いやいや、実にマニアックだ

ところで、城南島海浜公園は実に面白い

羽田空港のRWY22ランディングを間近で見ることができて
カメラを持ちヒコーキを狙っている人々も多い

7割ぐらいの方が広角系で狙っているように見受けられる
空を広く捉えてヒコーキが翼を広げて気持ちよく飛んでいる姿は美しい

ボクはほとんど望遠系で狙う

羽田空港を離発着するヒコーキを展望デッキ以外で
これほど間近で捉えることができるポイントは他にない

だからこそ、グッと迫りたい

NH_B787-8_HND20150511_01

SQ_B777-200_HND20150511_01

それにしてもシンガポール航空(SQ)のRWY22へのアプローチは
高度が低い場面をよく目にする

先日は羽田のタワー管制(118.575KHz)から
「Your altitude is low,check please!」
と言われていた

そのときは見ているボクが「ドキっ!」とするほど高度が低く
ちょっと焦った

これまた、マニアックな話でした!

カメラとレンズの相性

JQ_A330_NRT20150409_03

ヒコーキ写真のRAW現像は
「D×O OpticsPro 10」というソフトを使用している

大先輩のフォトグラファーがFacebookで

「D×O OpticsPro 10」で現像したら
モヤでかすんでいた遠くの山が見えてきた

と投稿されていて他のRAW現像ソフトと比較されていた

風景などの外撮影にはもってこいのソフトだと書かれていたので
早速試してみたのがきっかけ

何せサイトにアクセスしてみると
「あなたのカメラの限界に挑戦」
と書いてある

なかなか素敵なキャッチコピーだ

しかも、カメラとレンズのキャリブレーションによって
自動補正してくれる

つまり、Nikon D4 + AF-S 80-400mm
のように、カメラとレンズの組み合わせを読み取り
最適にキャリブレーションしてくれるのだ

これは最強かもしれない

パラメータも細部にわたって調整できるし
書き出されたデータもきれいだ

いままで現像ソフトは
Adobe Photoshop CameraRawやNikon Capture NX-Dを
被写体や目的に合わせて使い分けていたが
今後は「D×O OpticsPro 10」の出番が多くなりそうだ

上のジェットスターの写真も
3つの現像ソフトでそれぞれ現像してみたが
「D×O OpticsPro 10」
が一番シックリきた

さて、上記でカメラとレンズのキャリブレーションに触れたが
キャリブレーションされたからといって
どのレンズで撮っても同じ色になるわけではない

ボクは検証家ではないので
いちいち検証用チャートなどで比較テストなどはできないが
いままで撮り続けている経験から

「このカメラとこのレンズでの青空表現は気持ちがいい」

とか

「このカメラとこのレンズでの人物写真はやわらかい上にシャープだ」

など、どれもこれも「なんとなく」の微妙な差ではあるけれど
相性のよさを感じ取っている

逆に言えば、

「このカメラとこのレンズでの色が定まらないなぁ」

というのも、正直ある

写真を撮る人間は学者ではないから
いちいち論理的に、もしくは学術的に
その差を突き詰めたり説明する必要はないと思っている

なぜならば語らずとも
自分の中に確固たる根拠となっているものが
必ず写真になって現れるから

「なんとなく」でもいいからわずかな差を感じ取り
そして差を活かしながら自分の表現を突き詰めていく

その感覚を大事にしながら
作品を撮り続け発表し続けていく

ただ、それだけでいい

 

A330

KE_A330_NRT20150423_01

定番中の定番
NRT(成田空港)のさくらの山ポイントからのショットだ

ここまで近いところで着陸シーンを狙える空港も
なかなかない

NRTはヒコーキまでの距離が近い空港だ
まあITM(大阪伊丹空港)には負けるけれど

DL_B777-200_NRT20150423_01

上のDELTAのB777の写真で着目したいのは
ズバリ露出

特筆すべきことではないかもしれないが
雲の具合で太陽が出たり入ったりするとき
どこの露出に合わせて狙っているかで
結果が大きく変わる

ヒコーキの背景は陽が当たっていないので暗く落ち込み
機体の前後ですら太陽の光がまだらな当たり方をしている

写真は結果がすべてだから
これがマグレでも狙い通りでも正直どちらでもいいのだが
ヒコーキを撮るからには、読んで、狙って、仕留めたい

また、ヒコーキは高速で移動するからこそ変化が大きい
そこが面白くもある

さて、話を本題のA330に移そう

A330は実に美しいボディバランスだ

飛んでいてもタキシングしていても
スマートでクールでイカしている

そしてその美しいバランスは
主翼の先まですべて写し込んで初めて表現できるのではなかろうか

KE_A330_NRT20150423_03

先日、ヒコーキの全体を狙うか
それとも切り取っていくか

という話になった

僕はどちらかというと
切り取っていく写真が好きなので
常にそれを狙っている感がある

全体を入れようとすると
どうしても迫力に欠ける場合もあるからだ

しかしながら、A330だけは全体の美しさを狙った方が
「らしさ」が表現できている

これからもA330「らしさ」を追求したい

空撮フォトミッション

_DSC4264

連休前になるが
ヘリでの空撮フォトミッションを行ってきた

airliner系のフォトミッションではないけれども
東京ヘリポートから飛び立ちベイエリアをフライトしてもらった

ヘリのパイロットの方とは2度目のタッグ
とても意思疎通しやすい

HNDの東京タワー(124.35kHz)とも交信しつつ
フォトミッションポイントへの進入タイミングをはかったりしていた

HNDのUsingRWYは34

南風でRWY16Takeoff、RWY22Landingだったら
もろにアプローチコースにかかるところだったので
なかなか進入できなかったかもしれない

ある程度読み通りではあったが
結果的には10分強上空で待機した

「All Nippon ○○○,Runway34 Right,Line up and wait.」

という交信をヘッドセットから聴きながら
5機ほどの離陸シーンを見送った

中には「Speed bird」も離陸していった
英国航空だ

さて、待機場所はどこかといえば
なんと東京タワーの周辺だ

しかも1000フィート(300m)で

「あまりこの辺りで待機したくないんですよねー」
とヘリパイロット

そりゃあそうだ
騒音の苦情がきそうだしね

_DSC7831

同乗した二人(クライアントとアートディレクター)はヘリ初体験
最初は怖がっていたが揺れも少なく思いの外快適だったらしく
待機しているころには周辺の景色も目に入ってきたようだ
ちょうどよい遊覧飛行となった

そういうボクもただ待っているわけもなく
ドアをとっぱらったヘリから写真を撮っていた

ほどなく
離陸機と離陸機の間にわずかな隙間ができたようで

「速やかに進入しフォトミッションを迅速に行ってください」

と管制官

フォトミッションポイント周辺を2度ほど周回し
写真を仕留めた

東京ヘリポートまでの帰り空路も(あっという間だが)
写真を撮りつつのフライト

_DSC7883

空撮フォトミッションは
何度やってもエキサイティングだ