月別アーカイブ: 2015年2月

AIRLINE 4月号

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2月28日発売の月刊エアライン4月号
ANAのCAの方が表紙です

この度、私が撮影を担当させていただきました

昨年の5月号、10月号に続き
3度目の表紙撮影でした

実は、3度ともANA

ANAが大好きで
月刊エアラインの表紙の写真を必ず撮る!
と想い続けて20年あまり

こうしてチャンスを与えてくださったことに
感謝のことばしかありません

本当にありがとうございます
これからも日々精進してまいります

浮島町公園

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羽田空港のRWY34Lランディングを狙うスポットとして有名なのが
浮島町公園だ

といいながら、このスポットから撮影をするのは
実は初めてだった

航空雑誌などでもよく見かける
管制塔バックにランディング直前のヒコーキ

定番ショットながら
撮っていて面白かった

重量や風の影響でエアボーンポイントが
ぞれぞれ違う離陸と違ってランディングは
ヒコーキによって飛ぶコースがほとんど変わらない

しかしながら、くる度くる度
撮っていても飽きない

平日の午後にも関わらず
多くのヒコーキファンが思い思いのレンズで
狙っていたのもうなずけた

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ここからはRWY05へ向かってタキシングしている様子も撮れる

いつもデッキから遠くに眺めている光景が
目の前で繰り広げられていることで
面白みが増してくる

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RWY05へラインナップするB787

世界でも稀と言われている
桟橋部分と埋め立て部分のハイブリッド工法で
建設されたRWY05(D滑走路)の
桟橋部分の構造がよく見える

20150219HND_0041

トラフィックの多い羽田ならではのこのショット

RWY05を離陸したヒコーキの上昇コースと
RWY34Lへのランディングコースが重なるため
まるで合成したかのようなショットになることもしばしば

浮島町公園は
アイドルタイムのない羽田空港の醍醐味を
思う存分味わえるスポットかもしれない

露出の決め方

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露出を決める際の頭のなか
究極はモノクロ

モノクロでのトーンだけを気にしている

白は飛ばさず
(RGBの数値でそれぞれ235から242の間)
黒は、多少つぶれてもよし
(RGBの数値で15前後)
これが信条だ

ウェブ上でも印刷でも
一見きれいだなと思う写真でも
白がぶっ飛んでいてトーンがなければ
魅力半減といったところだ

ANAにしてもJALにしても
スカイマークもエアドゥもソラシドエアも
日本の航空会社の機体の白い塗装部分が占める面積は
大きい

「気持ちのいい白が撮りたい」といつも言うように
この白い塗装部分の表現が重要だと考えている

その白部分に基準を置き
頭のなかでモノクロを描き
露出を決めていく

測光によって多少変わるものの
カメラが決める適正露出よりも
アンダーぎみにするのはほぼ間違いない

おそらくこれは
大学時代に毎日ポジフィルムでヒコーキを撮影し
白の表現にこだわってきた賜物だろう

デジタルになって数値で計れるようになり
より表現しやすくなった

頭のなかはモノクロ
これに尽きる

映り込み

_DSC8039

日没後に狙うのは
茜色に焼けた空の
機体への映り込み

それがだんだんほのかなピンク色を帯びてきて
何とも美しい色合いの映り込みに変わっていく

特にJALの機体は白ベースなので
鏡のようにきれいに映り込む

ちなみに上の写真は
日没から23分後に撮影したB777-200

渋くって一見おとなしいけれども
内に秘めた力強さがある

_DSC8017

これは日没後17分後に撮影したB767-300

真後ろ気味でB6らしさがよく出ている

案外暗い中で捉えた方が
ディテールに目がいくものだ

質感表現には最適な光の方向
日頃の商品撮影のライティングに応用できる

_DSC7942

これは日没9分前のB737-800

太陽自体も映り込んでいるが
やはりシャープに仕上がっている

これから飛び立つ大空が
機体に映り込む

広い広い世界へ飛び出していく期待感がいい

それに加えて機体の持つ独特の間合い

これからも表情豊かで色とりどりな映り込みを
捉えていきたい

ホワイトバランス

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「気持ちのいい白を撮りたい」
常々口にしている言葉だ

では、「気持ちのいい白」とは何か

答えは
「色かぶりがないに等しい白」
と私は定義している

さて、色かぶりとは

【主に、人間の目には直接認識されにくい光源の色合いを
カメラが再現することによって生じる】
(IT用語辞典 Weblio辞書より)

とある

人間の目は白を白として認識する能力がある

要するに、上記の色かぶりを勝手に補正して
見ている

ところがカメラはそうはいかない

色かぶりは
蛍光灯下(グリーンかぶり)や白熱灯下(赤かぶり)で
発生が顕著だが
晴天の太陽光下でも微妙に起きている

そこでデジタルカメラでは
「ホワイトバランスを取れ」
いわゆる、「白を白にする」ように
デジタルカメラで設定しろとなる訳だ

「最近のデジタルカメラは
オートホワイトバランスで十分だよ」
とも言われている

撮影した写真の中の白い部分をカメラが認識して
そこを白にするように勝手にしてくれるそうだ

ちなみに、私は「オートホワイトバランス」は
使用しない

ひねくれ者だからか?!

ヒコーキを撮影するのは
格納庫などの特例を除いて大半が
太陽光下でのこと

季節や時間帯によって
色が変わって見える

白い機体も朝晩は赤く染まって見えるし
晴天の昼間ははっきりとした白に見える

曇天ではグレーに見えるかもしれない

つまりは様々な変動要素がある中で
ヒコーキを撮影している

その変動要素を活かしてもしくはより強調しながら
雰囲気のある写真に仕上げていくのだが
その変動要素をそのまま捉えておきたいので
デジタルカメラ側のホワイトバランス設定を
「太陽光モード」で固定している

外界の変動要素を一定の状態で捉えることで
PC上での色作り、雰囲気作りがしやすくなる

変動要素が多い中で軸を一本立てておこう
といった感覚といっていい

色かぶりがないに等しい写真が
いい写真、グッとくる写真なのかという問いの答えが

「No!」

であるからこその境地である

答えが「No!」であるにも関わらず

「気持ちのいい白」を標榜するのは
一見矛盾しているように感じるかもしれない

白は、いやデジタルカメラは
深いのです

羽田らしさ

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RWY34Lランディングロールかタキシングが狙い目

富士山と絡むと羽田らしい

澄んだ空気が富士山との距離を
近く感じさせる

第一ターミナルの地上6階にある展望デッキは
ある意味ちょうどよい高さなのかもしれない

日没後30分経過あたり
季節を問わず楽しみな時間だ

後付けウィングレット

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成田空港ではよく見かける
後付けウィングレットのB767-300

ひょっとしたら珍しい光景ではないのかもしれないが
羽田空港で撮ることができた

B767がデビューした頃
L-1011トライスターやDC-1Oそれにジャンボなど
個性あふれる機体が多かったこともあり
特徴のないシンプルな機体だと感じたものだ

いまでもその感は否めないが
ウィングレットがつくと雰囲気が少しかわる

B747-400が世に出てきて
ウィングレット全盛期がやってきたと思われたが
B787-8,-9やB747-8、エアバスA350XWBの主翼のように
主翼端に後退角をつけたレイクド・ウィングチップが
主流になってきている

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感覚的に書けば
より鳥の翼に近づいた
といっていい

翼端渦の軽減もしくは上方へ移動して空気抵抗を減らし
結果として燃費を減らす空力的進化もまた
ヒコーキの楽しみの一つ

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