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いまに集中することの大切さ

あまり詳しくは言えないが
この写真はなかなか撮れない

厳しい人だと
この空域にこのタイミングで
入れてくれないからね

また、ヘリからの写真だから凄いだろう
なんて言うつもりは毛頭ない

これは仕事だから
私の仕事がこれだから

その仕事とは
写真を撮ること

お金を出してくれる会社や人を
満足させ続けていくこと

写真でご飯を食べていき
家族を養い
子供たちを育てていくこと

将来に不安がないか?
と問われれば、ないことはない

巷の専門学校から
写真学科が消えていく傾向もあり
もっとリアルに言えば

リース会社によっては

「もう写真業界は要らない」

と融資をしない会社も出てきている
幸い弊社は実績もあるので大丈夫だけれど

この二つをもって全てを計るのはやや短絡的だが
写真を撮る行為
そしてその行為で生きていくプロフェッショナルの世界に対して
将来性なしと判断されているとみても良いのではないだろうか

動画からの切り出しで十分だ
なんてことを言われてすでに時が経つ

3年後、5年後の写真の世界は
一体どうなっているだろうか

わかる人いる?
明確に、予測できる?

できないよね
できるはずがない

タイムマシンがあって
見てきたわけではないのだから

業界が先細り感満載で
不安になる人もいるかもしれない

航空写真家の中には

「航空写真家になりたいです!!」

と言う若者に

「やめておきなさい。食べていくのが大変だから」

と答える人もいる

ある意味ではその通り
そんなに甘くないと言いたいのだろう

「最近、航空写真家がやたら増えましたよね」
食っていけるんですか?

とストレートに聞いてくださる人もいる
核心をついた質問だ

それ以外に実はいっぱいある

結局は、その人が
そう、ここではこの私が
どう生きていきたいか

何をして生きていきたいか
そこに尽きるわけ

家族がいたら
家族のために犠牲にしなければいけないこともある

夢を諦めたり
道を変えることも人によってはある

私はこのままこの道を突き進む

写真しかない

愚直かもしれないけれど
死ぬまで写真をやめない
写真のプロフェッショナルをやめない

今のこの瞬間、目の前のことに
すべてを集中する
一生懸命に取り組む
結果を残し続けていく

これしかないんだ
私には

とね
さっき親友とやりとりしてて
そう改めて思ったから
ブログに書いておこうと思ってね

時にはモノトーンのように

JL_B767-300ER_JA602J_HND_20160823_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO640 DxO OpticsPro11で現像】

低く垂れ込めた雲
ここは城南島海浜公園

なんだかんだ言っても
青空でヒコーキを撮りたいから
悪天候時に城南島に向かったことが珍しい

この日は何かに吸い寄せられるようにして
たどり着いた感があった

羽田空港が北風運用だったのも
風向き予報からすると意外だった

しかしながら
比較的低高度で離陸機が雲に吸い込まれていく光景を目の当たりにして
興奮度が一気に高まった

NH_B777-300_JA756A_20160823_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO640 DxO OpticsPro11で現像】

雲をバックにベイパーを捉えるのは難しいことではないが
理想は真っ黒に近い濃い灰色だ
明るい曇り空だと目立たないことが多い

いずれにせよ、ベイパーに色がつくわけではないので
ベイパーと雲の濃淡差で表現することになる

色という概念を捨てる必要はないのだが
時にはモノトーンのように表現してみるのもいい

NH_B777-200_JA706A_HND_20160823_0001

【Nikon D5 AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
1/1250 f8 ISO400 DxO OpticsPro11で現像】

しかし、空にはロマンがありますね

雲に包まれていった先に
笑顔や涙や希望や絶望があるんだろうと思うと
撮っていて涙が出る思いです

ヒコーキ写真、と言っても
ミリタリーには一切興味がなく
エアライナーばかり追い続けているのは
この思いのせいなのです

今回はほんの1/1250秒、お邪魔したけれど
笑顔や涙や希望や絶望のひとかけらも知らず
思いやることも、ましては力になることもできず
そもそもそんなこと思っていても
単なるお節介であり大きなお世話でしかないんだけれど

なんかね
嬉しいような、切ないような

ヒコーキにはね
言葉にできない、いろーーーんな感情が
入り混じるのです

移動手段の一つ、でしかないのに

今回のシャッタースピードに選んだ1/1250秒に
そのすべてを注ぎ込む生き方しか知らないのですよ

それしか
知らないのです

不器用

BR_A330-300_HND_20150607_01

不器用である
あれもこれもはできない

「できる人間はなんでもできる」

と言われてボクは何にもできない人間なのかもしれない
と思っていた

三日坊主でもある
なかなか「やる」と決めたことを
続けることができない

性格のせいにもできるし
言い訳は山ほどいえる

問題は「やる」か「やらないか」だけ

「結果がすべて」

ということをようやく最近理解できてきた

人間というのはきっと死ぬまで不完全であり
未完成なのかもしれない

とも思い始めている

それでいいのかも

とも思い始めている

GA_A330-300_HND_20150607_01

きれいに構図をまとめよう

露出をバッチリ決めよう

人の心にグッと迫る写真を撮ろう

南風のときはどこから狙おう

次はテレコンバーターを使ってもっと迫ろう

伊丹空港で丸一日撮りたい

そんなことばかり考えている

JL_B777-200_HND_20150607_02

かつてボクがヒコーキ写真を見てヒコーキに憧れたように
ボクのヒコーキ写真を見たどなたかが

「うわ!ヒコーキ写真かっこいいっ!」

と写真を始める動機になるぐらい
インパクトのある写真を
魂込めて撮りたい

世界中の人々から

「FUKAZAWAのヒコーキ写真は凄い」

と言われたい

LH_B787-8_HND_20150607_02

不器用である

だから、ただひたすらに

撮ることしかできない

ひらめき

JL_B787-8_HND20150521_01

JAL機は塗装がシンプル

自然と思考が機体本来が持つフォルムへと移っていく

ポジティブにいえば
きっちりと機体と向き合えるチャンスをもらっている

すべては現場にある

太陽の位置
太陽の光の強さ
雲の有無

写真の写りに関係する3つの要素を感じつつ

ひらめいた

この写真の仕上げを想像して
シャッタースピードと絞りを
適正露出より1段と1/3アンダーに設定
(実際はISO100,1/3200秒、F7.1)

シャープな陰影を捉えるのがヒコーキ写真の醍醐味

これから夏場にかけて
城南島への出没回数が増えそうだ

重み

_DSC7689

重厚

単にそういうことだけではなくて
発表する写真1枚1枚に

重みを加え
想いを加え

まるで生命が吹き込まれたかのように
人々の心のなかで離陸してしまうくらいの
何か大きなものになってしまいたい

称賛がほしいのではない

ただ撮りたいだけでいい

そこに大げさな理屈は要らない

なぜ撮るのかと問わなれなくても
すでに撮っているのだから

確固たるものだと頭で理解しなくても
人に説明しなくても

生み出されている写真をみれば
すべてがわかる

そして大いに語っていい

1枚の写真を大いに

朝陽を浴びて
進むべき道がこの目にはっきり見えたのだと
言い切ればいい

写真を辞めるときは
人生を辞めるとき

シャッターは
カウントダウンのようなもの

そう捉えれば
重みの本当の重みが
変わってくるのではなかろうか